BMW、5シリーズ や X1 にEV設定へ…2022年から電動車を拡大

BMWグループ(BMW Group)は12月7日、電動車両のラインナップを2022年から、さらに拡大すると発表した。

◆2030年に世界販売の50%以上をEVに

BMWブランドは2022年、『X1』のEVと『7シリーズ』のEVとして、『i7』を設定する予定だ。BMW『5シリーズ』には2023年、EVが追加される。MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』に相当)の後継車と、ロールスロイスのEV、『スペクター』がこれに続く。 BMWグループは2023年までに、現在の市場セグメントの約90%に少なくとも1つのピュアEVモデルを導入する計画だ。MINIのラインナップは、2030年代前半までにフルEVとなり、ロールスロイスの新型車は2030年以降、すべてEVになる。

BMWグループは2025年までに、ピュアEVモデルの販売台数は、年間平均50%を大きく上回る成長率で増加し、2020年の販売台数の10倍以上になると予想する。現在の市場予測に基づくと、2030年にはBMWグループの世界販売台数の少なくとも50%がピュアEVになると見込まれる。実際の数字は、市場によって大きく異なる場合があり、最終的には、地域レベルでの充電インフラの拡充度合いに大きく依存する。

BMW、5シリーズ や X1 にEV設定へ…2022年から電動車を拡大

この時点で、BMWグループのラインナップ全体において、ピュアEVが1車種も用意されないセグメントは、存在しないという。実際、セグメントによっては、ピュアEVモデルしか設定されないこともあり得る。需要が相応に伸びた場合、BMWグループは、ピュアEV車の割合をさらに増やして対応する。BMWグループは、今後10年間に、累計およそ1000万台のピュアEVを販売していると予測する。

◆BMWモトラッドの都市空間向けの新型車はすべて電動化へ

二輪部門のBMWモトラッドも、都市空間向けの電動二輪車のラインアップを拡大する。都市空間向けのBMWモトラッドの将来のすべての新型モデルは、完全に電動化されるという。

BMWモトラッドの最新の電動モデルが、新型電動スクーターのBMW『CE 04』だ。BMW CE 04では、バッテリーと後輪の間のフレームに、永久磁石電気モーターを取り付けている。最大出力41hpの強力な水冷式モーターを搭載し、0~50km/h加速2.6秒の性能を持つ。

BMW CE 04は、最高速120km/hの性能を発揮する。市街地だけでなく、幹線道路や高速道路でも流れに乗って走行できるという。蓄電容量8.9kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。1回の充電での航続は、最大でおよそ130kmとした。これにより、日常的に都市での信頼性の高いセロエミッションライディングを可能にするという。

自動車のシステムをベースにした充電技術を採用する。リチウムイオンバッテリーは、通常のソケット、ウォールボックス、公共の充電ステーションで充電できる。バッテリー残量がゼロの場合、出力2.3kWチャージャーで充電時間は約4時間20分。出力6.9kWの急速充電器を利用すれば、バッテリーは約1時間40分で充電できる。急速充電器を使用すると、バッテリー残量が20%の場合、バッテリーを80%まで充電するのに必要な時間は約45分。市場に応じて、出力2.3kWの充電ケーブルが標準装備される。

◆充電インフラの拡張も重視

BMWグループはEVのラインナップ拡大と同時に、充電インフラの拡張も重視している。「BMWチャージング」と「MINIチャージング」は、25万か所以上の充電ポイントを擁する欧州最大の充電ネットワークへのアクセスを可能にする。

BMWグループは、ウォールボックスを備えたさまざまな家庭用充電ソリューションも用意している。ヨーロッパ全域の高出力充電ネットワーク「IONITY」も利用できる。また、BMWグループは、5000以上の充電ポイントを持つドイツ最大の充電ネットワークのひとつも運営している。

ピーター・ノタ取締役は、「100万台目の電動車両の納車に続いて、今後2年間で電動車両の累計販売台数200万台の達成を目指している。とくにフルEVには野心的な販売目標を設定しており、2022年には販売台数を2倍に引き上げる。 BMWグループの販売台数の2台に1台は、2030年までにフルEVになると予想している」と述べている。

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