Engadget Logo エンガジェット日本版 車内用スマートスピーカー「Echo Auto」レビュー|Amazon新生活セール対象

Amazonでは3月23日23:59まで「新生活セール」を実施しています。「Echo Auto」は1500円 (30%)OFFの3480円にて販売中です。本記事では、過去に公開されたセール対象の「Echo Auto」のレビューをお届けします。

昨夏、コロナ禍でクルマを運転する機会がめっきり減りすぎて、久しぶりに運転しようとしたらバッテリーが上がっていた筆者の愛車。かつては月に1000km以上走っていたものですが、2020年は年間で1000km程度だったのでは、というぐらい激減してしまっています。

そんな昨秋に日本でも発売開始した、Amazonの「Echo Auto」を遅ればせながら使ってみました。「クルマの中でもAlexaを」がコンセプトのこの製品。その使い勝手をレビューします。

Echo Auto(Amazon)

まず、この「Echo Auto」を利用するには、ネットにつながったスマホが必須です。その上で「Amazon Alexa」アプリをインストールし、Bluetooth接続して設定します。単体では動作しません。

一方ほかのEchoシリーズは、Wi-Fiでネット接続し、設定はスマホのAlexaアプリで行いますが、単体で動作しますのでこの点が本製品の大きな違いです。

また、カーオーディオへの接続は、Bluetoothの場合はスマホと、AUXでケーブル接続する場合は本製品との接続になります。手持ちのカーオーディオの機能に合せて選択できます。

早速、愛車にセットしてみました。製品パッケージの内容は、本体に電源用のUSBケーブル、AUX接続用のケーブル、本体を固定するエアベントマウント、USB電源用のシガーソケット、取り扱い説明書です。

本体を設置するエアベントマウントは、エアコンの送風口に取り付けるタイプで、形状によっては取り付けられません。幸い、愛車は丸形ではなかったので取り付けましたが、取り付けられない場合は、本体とエアベントマウントの固定方法が磁石を利用しているため、サイズの合う磁石をダッシュボードに貼り付けて固定するのもありでしょう。

取扱説明書には、本体を水平に取り付けると書かれていたのですが、エアベントマウントは角度が固定式のため、セダンタイプでダッシュボードが傾斜していないと無理でしょう。愛車はワンボックスでダッシュボードはそそり立つタイプなため、本体が傾斜してしまいます。ただ、動作上はそれほど問題ないようで、音声もしっかり認識しました。

電源用のUSBケーブルは、少し短すぎです。シガーソケットと送風口との距離があると、結構ギリギリ。周辺にエンジンスタートボタンやハザードボタンがあるため、じゃまにならないように配線したいのですが、なかなか難しかったです。必要に応じて別途ケーブルを用意するといいかもしれません。

電源ボタンはなく、USB電源用シガーソケットとケーブルで接続すると自動で起動します。スマホでAlexaアプリを起動して「デバイスの追加」を実行します。このとき、あらかじめカーオーディオとBluetooth接続をしておくとスムーズに進みます。愛車はBluetooth接続に対応していて、すでにハンズフリーフォン用に設定していたのですが、実はそのままの設定ではだめで、別途Bluetoothオーディオで利用する設定にする必要がありました。このあたりは、利用するカーオーディオによって異なると思いますが、うまく音がでないときは、そのあたりの設定を見直すといいでしょう。

アプリでの設定は、指示にしたがっていけば問題ないでしょう。ただ、iOSでもAndroidでも、GPSを常に利用できるように設定からし直すのがおすすめです。通常のEchoのように場所が固定されているのではなく移動して利用するためと、アプリをその都度起動せずに利用するため、「アプリ起動時のみ有効」だと、うまく動作しないためです。

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設定が完了すると、すぐに利用できるようになります。「Alexa」と呼びかければ、ライトバー青く光って、反応したことを示してくれます。

本体には8つのマイクが内蔵されていて、ノイズの多い環境であっても、きちんと音声を認識できるようになっています。実際、走行中に呼びかけてみましたが、すべて反応してくれました。

筆者は自宅や事務所にもEchoシリーズを置いて利用していますが、結構離れていたり、声がちょっとかすれた状態でもしっかり認識してくれます。認識率の高さにいつも関心していましたが、本製品でもマスクをつけた状態のこもった声でも認識してくれたので、同様のレベルにあるのでしょう。

「Alexa 音楽を再生して」と言えば、設定してある音楽サービスから、楽曲をピックアップして再生してくれます。「Alexa Kraftworkの楽曲をかけて」と言えば、Kraftworkの楽曲をランダムで再生してくれます。

また、「Alexa radikoでNHK FMを聞きたい」と言えば、radikoスキルがインストールされていれば、その場所に合わせたラジオを聞けます。プレミアム会員なら、場所に限定されずに各地域のラジオが聞けるようです。「ようです」というは、「MBSラジオにして」と言うと、かたくなに「MBCラジオを再生します」となり、関東圏以外のラジオが聞けるものの、MBSラジオはどうしたら聞けるのだろうと……。

一方で、カーナビのような使い方は現状できません。「Alexa 近くのガソリンスタンドを探して」と呼びかけると、周辺のガソリンスタンドを番号付きでリストアップしてくれますが、番号で選んでナビをしてくれるまではできません。米国などでは、「Auto Mode」というサービスがあるようですが、現状日本では未対応です。

また、音楽やラジオならカーオーディオでも十分じゃんと思われるかもしれません。でも、カーオーディオで聞けるのは、自分が持っている楽曲のみ。ラシオも走っている地域に限られます。そのあたりの制限を突破して利用できるという点で、メリットを感じられるはずです。

ただ、それならスマホとカーオーディオを連携させるだけでいいじゃんとなるでしょう。iOSな「Hey Siri」、Androidなら「OK Google」で音声指示できますし、Alexaアプリだってタップしなくても反応する「ハンズフリー」設定にできるため、本製品は不要なのではと考えるでしょう。

しかし、たとえば胸ポケットにスマホを入れた状態で、運転中話しかけても反応してくれませんでした。やはり自宅などの静かな場所で利用するのとは勝手が違うようです。また、スマホを取り出して、ダッシュボードに取り付けて……といった作業も不要で、運転席に座りエンジンを始動して、数秒後には利用可能となります。スマホのアプリを立ち上げる必要もありません。運転が終わってエンジンを切ったら、そのままクルマを離れられます。スマホを取り外し忘れてもう一度クルマに戻るなんてこともありません。もちろん、スマホを充電する必要がなければの話ですが。

そういった意味でも、運転中に音声操作できるようになることはありがたいことです。通話やメッセージの送信も音声でできますし、家電を制御するリモコンと組み合わせれば、「Alexa 自宅の暖房をつけて」と、帰宅寸前に呼びかけるだけで、自宅のドアを開ければ暖房の効いた部屋が迎えてくれます。1つだけ注意しなければならないとしたら、音楽やラジオを再生したらモバイル通信量が膨大になること。大きめの通信量プランにしないとすぐに速度制限を食らうはずです。

運転中にスマホを操作することは禁止されています。信号待ちしている最中に……という人は多くいると思いますが、信号が変わっても気づかずにいるケースを多く見かけます。ある程度のことはEchoアプリでも事足りるので、運転中もスマホが気になる人は、本製品の装着を検討したほうがいいと思います。

クルマの音声認識機能は、昔からありました。筆者の愛車にも搭載されています。しかし、認識率がそれほどよくなかったり、メニュー構造をそのまま喋らなくてはならなかったりして、使い勝手は決していいものではありませんでした。ただ最近は、音声認識を搭載したクルマも登場し、自然言語で行えるためようやく使い勝手が改善されてきています。

「Echo Auto」は、そんな最新のクルマではなく、Bluetooth搭載したカーオーディオを備えたクルマに乗っていて、自宅でもEchoを使っている人に導入してほしい製品と言えるでしょう。

Amazonでは3月23日23:59まで「新生活セール」を実施しています。「Echo Auto」は1500円 (30%)OFFの3480円にて販売中です。

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