発明家が開発中 新型コロナウイルスを一瞬で不活化する装置

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(11月2日放送)に株式会社ネジロウ代表取締役社長で発明家の道脇裕が出演。開発中の発明品「Dr.AiR」と休学について語った。

Dr.AiR

 発明家が開発中 新型コロナウイルスを一瞬で不活化する装置

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。11月1日(月)~11月5日(金)のゲストは株式会社ネジロウ代表取締役社長の道脇裕が出演。2日目は、10歳で小学校休学に至るまでの経緯について―黒木)きょうはもう1つ面白いものを持って来ていただいたのですが、何でしょう、これは?道脇)これは空気中に浮遊しているウイルスを一瞬で不活化させるための装置です。黒木)いま大事ではないですか。道脇)「Dr.AiR/ドクターエアー」という名前で、いま開発を進めているものです。黒木)ここに電源をつけて。道脇)そうすると、自動的にファンが回って、吸い込んだ空気を一瞬で不活化して、かなり完全に近いクリーンにされたものが排気されるというものです。黒木)市販化しているのですか?道脇)まだしていません。

試験実施日:2021年5月20日 実施機関:北里大学医療衛生学部 バイオセーフティーレベル3(BSL-3)施設~株式会社NejiLawプレスリリースより

黒木)「Dr.AiR」新型コロナウイルス対策装置。ウイルスがこのなかに入って、それを綺麗なものにするというのは、どのようにして実証されるものなのですか?道脇)実証自体は北里研究所の先生方と共同研究の形で検証しています。何回も実験をやっていまして、再現性が高いということもわかっています。

道脇裕 / 株式会社ネジロウ代表取締役社長

黒木)プロフィールを拝見いたしますと、10歳のときに学校を休学されて、「教育というシステムに疑問を持たれた」と書いてあるのですが。道脇)小学校1年生で入学するわけですけれども、最初は小学校がどういうところかわからないではないですか。教科書が配られて、1週間もすると全科目終わってしまうのです。授業中の時間だけで。黒木)全科目。道脇)そうですね。1年過ごして、2年生になったら何か変わるかなと思うのだけれど、やはり1年生の延長で、同じことをやっているわけです。それが3年、4年と続いて、5年経った時点で、「おかしいだろう」と感じるわけです。「自分には合わない」と。当時は偏差値偏重の末期のような状態で、偏差値教育だったのです。詰め込み型で、その詰め込みにどれだけ意味があるのか。それまではアメリカを先生として、アメリカがやったことを上手にこなせば日本も経済成長できて、いい社会になる、豊かになれるという前提でやって来たのですけれども、だいたい追いついてしまっている時代なのです。黒木)当時は。道脇)そうすると、この先も同じやり方をしたら、社会に対して同じ結果が出るのかと。社会を豊かにするということです。ソーシャルサイクルは30年ワンサイクルと考えていますが、子どものころに教育で教わって、30年後に自分たちが子どもたちに教える立場になるというときに、30年というと、ちょうど現在の年ごろということです。黒木)いまくらいの年齢。道脇)当時10歳とか、それくらいですから。30年経つと40代前半です。「30年後の社会は、いまの延長線上にはないだろう」と。先生になるような国があるわけでもないし、何が問題なのかもよくわからないものを課題として見出して、それを解決しながら新しい価値を提供したり、問題解決したりということが必要になるわけですけれども、「インプット型の学習だけをしていたら、それができるのだろうか」という疑問を持ったのです。黒木)10歳のときにそう思われた。それで休学なさって、物理学者であったお母さまのところの研究室で、いろいろな研究をやられていたと。道脇)そうですね。黒木)お母さまは、休学に関しては何もおっしゃらなかったのですか?道脇)もともと扱いにくい子どもだったのだろうと思いますけれども、「どうせ言っても聞かないだろう」と思っていたのだと思います。自分が1回「これ」と思ったら、それが間違っていると気付くまでずっとそれで突き進んで行くみたいな。間違っていると思ったら、すぐ軌道修正しますけれども。黒木)お母さまには、理解がおありだったのですね。道脇)そうとも言えるかも知れませんね。