ファミマ、海洋プラごみが原材料の「買い物かご」を全国24店舗に導入 10月21日から レジ袋の収益金の一部を製造に使用

ファミリーマートは、長崎県対馬市に漂着した海洋プラスチックごみを原材料の一部に使用した買い物かごを、2021年10月21日から順次、東京都、埼玉県、千葉県、新潟県、三重県のファミリーマート24店舗に導入すると発表した。

2021年2月から展開している長崎県と福岡県の4店舗とあわせて、全国で28店舗での展開となるという。

なお、買い物かごを製造する費用は、レジ袋有料化に伴う直営店の収益金の一部を充当するとのことだ。

 ファミマ、海洋プラごみが原材料の「買い物かご」を全国24店舗に導入 10月21日から レジ袋の収益金の一部を製造に使用

昨今、海洋ごみ問題は世界的に注目され対策が急がれており、特に長崎県対馬市には年間約2万立米の海洋ごみが漂着していると推定されているとし、深刻な社会問題となっている。

ファミリーマートは、海洋プラスチックごみを原材料の一部に使用した買い物かごを店舗に設置し、実際に利用してもらうとともに、海洋プラスチックごみを原材料の一部として使用することを告知するポスターを店内に掲示することにより、世界的な課題ともなっている海洋ごみ問題の啓発活動に取り組んでいくという。

なお、今回の買い物かごも前回と同様、製造にあたってはテラサイクルジャパンが長崎県対馬市で回収された海洋プラスチックごみを調達し、伊藤忠商事と協働して製造したものとしている。

その他ファミリーマートにおいて、海洋プラスチックごみを原材料の一部として使用する店舗用備品には「ファミマフードドライブ」の回収BOXがあるとのことだ。

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