エアコンのカビは危険?自分でできる掃除方法やカビ対策を紹介!

2021年12月01日

エアコンから嫌な臭いがしてきて、エアコン内部を見てみると黒い点々があるという人は要注意です。これはエアコンに発生したカビなのです。

この黒カビを放置しておくと、カビの胞子を部屋中に広げてしまい、健康にまで被害が及んでしまいます。

そこで、エアコンのカビを自分で掃除する方法や、カビ防止にオススメのグッズなどをご紹介していきます。

エアコン内部のカビには健康被害の恐れが!

エアコンの汚れを放置しておくと、黒いカビが生えてしまうことがあります。エアコンの送風口からカビの胞子が放出されると、私達の健康に被害が及ぶ可能性があるのです。

このカビの胞子を吸い込むことで、アレルギー性鼻炎や夏型過敏性肺炎といった病気になる可能性もでてきてしまいます。エアコンのカビを放置すると様々な危険がでてきてしまうのです。

エアコンにカビが生える原因や場所は?

エアコンになぜカビが生えてしまうのでしょうか?エアコンにカビが生えてしまう原因や場所についてみていきましょう。

まず部屋の室温が20度~35度の時に、カビが最も繁殖しやすいと言われています。私達が快適だと感じる室温が、カビが発生しやすい温度となっているのです。

さらに湿度が80%以上あるとカビの繁殖もしやすくなります。エアコンを運転する時に、冷たい空気と温かい空気が触れることにより、結露が起きやすくなります。そのため、エアコン内部の湿度も上がってしまうのです。

エアコン内部の水分は排水管を伝って外に流れ出ますが、一部の水分がエアコン内部に残ってしまうことがあります。そのため、エアコン内部でカビが発生しやすくなってしまうのです。

カビの栄養となるのがホコリや汚れです。部屋の中にある空気を吸い込んで運転をしているため、ホコリや汚れがエアコン内部に溜まってしまうのです。

他にも、タバコの煙やキッチンの油汚れなどたくさんの汚れが部屋の空気には含まれています。この汚れをカビは栄養にしてしまい、繁殖してしまうのです。

エアコンに発生するカビの多くが、「フィン」という場所に発生しています。「フィン」というのは、「プレフィルター」というホコリなどが溜まるフィルターの奥にあります。

エアコンの掃除をする時にはこのフィルターを掃除するという方は多いでしょう。しかし、カビが生えやすいのは、フィルターの奥の部分だったのです。

他にも、エアコン内部にある「熱交換器」や「ドレンパン」や「送風ファン」などにも発生しやすくなっています。さらに、エアコンの風が出る吹き出し口にもカビが生えていることがあります。

エアコンのカビを自分で掃除する方法を紹介!

エアコンに「自動お掃除機能」がついているから掃除は不要だと思っている人はいませんか?この自動お掃除機能というのは、エアコンの内部にあるフィンや熱交換器までは掃除をしてくれません。

そのため、カビが発生しやすい場所は自分で掃除をしなければならないのです。自分でできるエアコンの掃除方法についてご紹介していきます。

エアコンのフィルターを掃除をしているという人は多いでしょう。エアコンの内部まで自分で掃除するとなると大変ですが、フィルターなら簡単に掃除ができます。では、フィルターの掃除方法をみていきましょう。

エアコンの吹き出し口にもカビが生えていることがあります。吹き出し口にカビを生えたままにしておくと、部屋中にカビの胞子が飛び散ってしまうため、吹き出し口も綺麗にしていきましょう。

エアコンのカビは危険?自分でできる掃除方法やカビ対策を紹介!

エアコンの掃除をする時には、エアコン洗浄スプレーなどを使用すると便利となっています。スプレーを噴射するとエアコン内部を掃除できて、除菌効果もあるため、自分でも手軽に掃除ができます。

ただし、電装部位にかけてしまわないように気を付けましょう。また、エアコンの種類によっては洗浄スプレーを使用できないエアコンもあるため、説明書を必ず読むようにしましょう。

エアコンを自分で掃除する時の注意点として、エアコン内部の電装部分に洗剤や水がかからないように注意しましょう。無理に自分で内部まで掃除をしようとすると、壊れてしまう可能性もでてきます。

エアコン内部のカビは知識がない人では難しいため、思わぬ事故や故障にも繋がってしまうのです。必ず説明書を読み自分で掃除ができない時には、無理に掃除をするのはやめましょう。

エアコンにカビを見つけた時に、お風呂などのカビに使う「カビキラー」が使えるのか気になっている人は多いのではないでしょうか?しかし、カビキラーをエアコンに使用するのは絶対にNGとなっています。

エアコンにカビキラーを使用してしまうと、塩素特有の臭いが出てしまったり、エアコン内部が錆びてしまうという事態や故障の原因ともなってしまうからです。そのため、エアコンにカビキラーを使用するのは絶対にやめましょう。

エアコン内部のカビは業者にお任せが一番!

エアコン内部にカビが発生しやすいですが、自分で掃除をすることが難しくなっています。カビはどんどんと繁殖してしまうため、すぐに掃除をしたいと思っている人も多いでしょう。

しかし、掃除の仕方を間違えてしまうと故障の原因となってしまいます。繊細な部品を使用している内部だからこそ、自分での掃除ではなく、業者にお任せするのが一番の方法となっているのです。

自分で掃除をするとカビを完全に除去できていないことがあります。カビは放置することでどんどんと繁殖してしまいます。そのため完全に除去することが重要となってくるのです。

業者に頼むことでエアコン内部を徹底的にお掃除してくれるため、完全にカビを除去することが可能となってきます。高圧洗浄機を使用して一気に綺麗にしてくれるのです。

エアコンのカビを防ぐためにできること

エアコンにカビを発生させないためにも、普段からできる対策について調べました。カビが発生する前に、できる予防策を知ってカビを防いでいきましょう。

冷房機能を使用すると、エアコン内部に結露が発生してしまい、エアコン内部の湿度が上がってしまうことで、カビの発生源となってしまいます。

この湿度を防ぐためにも、冷房機能を使用した後には1時間ほど送風運転をすることで、結露を作らないことができるのです。最近ではエアコン停止後に自動内部クリーン運転をしてくれる機能もついていますので、活用してみてください。

カビは部屋の中のホコリや汚れを栄養として繁殖していきます。そのために、部屋の中に漂っているホコリや汚れを外に追い出すだけでもカビの発生を抑えることができるのです。

定期的に室内を換気することで、部屋の中のホコリや汚れがなくなり、空気も綺麗になります。

エアコンのフィルターは内部にホコリが侵入するのを防ぐ役割をしています。そのためにも、フィルターは常に綺麗にしておくと、内部にカビが発生するのを防ぐことができるのです。

フィルターなら簡単にお掃除ができますので、こまめに掃除をするようにしましょう。

エアコンを使用しないオフシーズンも時々、送風運転をすることでカビの発生を抑える予防となります。使用していない時期が長くなってくると、エアコン内部に結露が溜まったり、ホコリが溜まったりします。

そのためにも、月に1度くらいは1時間くらいの送風運転をすることで、カビの発生を抑えることができるのです。

エアコンのカビ防止にオススメのグッズ

エアコンのカビ防止にオススメのグッズもあります。便利グッズを使いカビの発生を抑えていきましょう。

エアコンの上部の吸気口に貼り付けるだけで、エアコンのカビを抑えることができるグッズが「エアコンのカビきれい」という商品です。貼るだけで簡単なためとてもお手軽に使用できます。

この商品を貼ることで、エアコンのカビや悪臭なども抑えてくれるのです。防カビ効果と消臭効果もあり、効果も3カ月となっているため、シーズンごとの張り替えだけですみます。

エアコンの吹き出し口から奥まで掃除ができるのが、「スキマワイパー」です。防カビ剤シートとなっているため、拭くだけでカビの発生を抑える効果があります。

それだけではなく、ホコリや黒カビの汚れも落としてくれるため、掃除グッズとして活躍してくれます。ただし、全ての汚れやカビを落とすことはできません。

エアコンの内部にあるフィンまで掃除をするのは難しいため、自分で掃除することはできません。しかし、この「エアコンの防カビスプレー」を使用すると、エアコン内部にまで行き渡るため、カビの発生を抑えることができるのです。

スプレーするだけで最長2か月もカビの発生を抑えてくれます。さらに超速乾タイプとなっているため、すぐに乾くので、乾燥を待つ必要もありません。

エアコンのカビを防いで快適に使おう!

エアコンのカビについて調べてきました。ホコリや汚れを放置しておくことで、エアコンの内部にカビが発生してしまうことがわかりました。さらにカビを放置しておくと、私達の健康にまで被害が及んでしまうのです。

そのためにも、エアコンのカビは除去しなければなりません。内部については業者にお任せするのが一番の解決策ということもわかりました。エアコンのカビを発生させないためにも、普段からできる予防策をして、快適なエアコンライフを送りましょう。